DF-03 KMC
走行編 その3

DF-03+KMCの組立&走行レポをチームあざらしのねるそんがお届けします

今回のテストを前にこんな事をしてみました

DF-03は構造上ハイエンドカーに比べて重心位置が高めです。
これは特に高速コーナーの通過スピードに影響を与えると思われます。
チームあざらしのDF-03KMCはゼニーガボディー搭載の為にローハイトサーボを
使用していますが、更なる低重心化を狙いサーボをメインシャーシに落とし込んで
みました。
  
  
この加工によりサーボの上面位置の高さは
・標準サイズのサーボ使用時に比較して−18ミリ程度
ローハイトサーボ(フタバ9550)に汎用サーボステーを使用した場合に比較して−5ミリ程度
低くマウントする事が可能になりました。
今回はKMCコンバに付属するサーボステーを高さ13ミリまで削り加工しています。
サーボホーンとアッパーデッキの位置がかなりきわどくなってしまいますが
リンケージの工夫で問題なく使用できるレベルに出来そうです。

  
  
若干強度的に危険な香りがしなくもないですが・・・・
  
  
さて今回のメインテーマです。
ゼニーガの特徴であるウイングノーズの効能について多くのお問い合わせを頂きました。
そこで今回はフロントウイングの有無でシンタニサーキットのラップタイムにどのような変化が
あるのかを検証します。もちろん条件をそろえるためにモータは走行前に研磨、バッテリーも
似たコンディションの物を使用し運転手も頑張ります(笑)

ウイングノーズ使用時のベストラップ(5分間走行)
16秒310
  
  
次にウイングノーズからウイング部分を切り取ったダミーノーズを使用

ダミーノーズ使用時のベストラップ(5分間走行)
16秒320

と、殆ど誤差と言える様なタイム差となりました。
これには僕もビックリです。走行させている感じは結構違うのですが・・・・


※写真は走行前に撮った物なので上の写真とスプリングが違った物になっていますが
  実際のテストは同一条件で行っています。

  
  
両者のフィーリングの差ですが、ウイングノーズ使用の場合高速コーナーでのロールが減少する
ようなフィーリングでスロットルをより開ける事が出来ます。
フロントウイングはスピードの出るコーナーやハイスピードから減速して進入するスローコーナーの
ターンインでその効果を発揮する事が確認できました。
ただしジャンプ等では車が空中で失速するような感触も有り、ちょっとした慣れが必要かと思われます。

一方のダミーノーズを使用した場合は、ジャンプが連続するセクションや小さなコーナーがセクションで
車の動きが軽く感じられます。おそらくウイングノーズ仕様と比較してオーバーハングの重量が軽く
なる為でしょうか・・・・
高速コーナーでの動きは若干ルーズ気味で運転はこちらの方がラクチンに感じるかも知れません。

区間タイムを計測する事が出来れば両者の得意・不得意セクションがはっきりと判り
かなり面白い結果が出ると思うのですが・・・・

因みにゼニーガ+ウイングノーズ使用時にはあざらしウイングの併用を強くお勧め致します。
ノーマルウイングではリヤが軽くなりすぎてバランスがよろしくありませんです。

実はゼニーガの開発段階でこの手のテストはかなり行ったのですがやはり同じような印象だった事を
ご報告しておきます。