DF-03 KMC
走行編 その2

DF-03+KMCの組立&走行レポをチームあざらしのねるそんがお届けします

 この企画の最終目標に向けた第一歩としてレースに参加
して参りました。

参加させて頂いたレースはシンタニインドアサーキットで行われた
TEAM TANEGASHIMAレースの第2戦です。

結果から申し上げますとAメイン2位・・・・
2台の501Xにはさまれると言うなんとも微妙な成績でした。

DF-03KMCねるそん号は
事前練習では(その時点での)コースレコードタイム
を出すなどそれなりに仕上がっていたのですが・・・
501Xの圧倒的なパフォーマンスを目の当りにして
こりゃダメかな?と思ったのもまた事実。

今回はドライバーの力負け・・・です。

  
今回のレースまでに行ったセッティングで
特に効果があったのがナックル位置の変更です。
写真のようにアクスルセンターを下げる事で、必要な車高
を稼ぎつつ1G状態でロアアームを水平にセット可能に
なります。具体的には、ナックル下部を3ミリほど削り
上部ににプラワッシャーを挟むだけです。

厳密には若干バンプインするようになりますが
実走行では弊害は感じられませんでした(鈍いだけかも?)
ナックル下側のビスの入りが浅くなりますので
耐クラッシュ性は確実に落ちます。ご注意下さい。
またドッグボーンが外れやすくなりますので
若干リバウンドを詰めることをお勧めします。
  
ナックルを下げる場合にはCハブにも切削が必要になります。
ナックルとCハブが接触する部分をザクザク削って下さい。

シンタニサーキットはオフロードコースとしては
超ハイグリップと言って良いと思います。
気を抜くと高速コーナーでハイサイド→転倒に見舞われますが
この加工後はハイサイドはかなり緩和されました。
  
直接セッティングとは関係ありませんが・・・・
モーターのコードを直付けする為の工夫です。

DF-03はモーターがギヤボックスの内側に入り込んでしまう為に
コードを直付けする事が困難です。
そこでモーターにバッテリーシャンテをハンダ付けし端子を
延長してみました。強度・実用性共に問題なく使用できました。

  
DF-03にローターンのモーターを使用する場合に問題と
なるのがモーターの発熱です。

ゼニーガボディーを搭載する事で冷却の問題は随分
解消されました。両側のインレットから導入された
外気がファンによって吸いだされた熱気を効率よく
リヤウイング方向へ押し出します。

この押し出された空気とルーフ上面を流れる空気が合わさり
スムーズにリヤウイング上面へ導かれる事を意識した
デザインになっています。
  
もちろん右側のインレットも活用。

ノーマルシャーシを使用する場合はこの中にサーボホーンが
来ますので、こちら側のダクトを開放するメッシュを貼るなどの
防塵対策が必要となります。

ここを効率よく使えるのもKMCコンバの美点ですね。
  
アウトレット部分はこのような状態。
  
さて、一発のラップタイムでは501Xに引けを取らないレベルまで
仕上がったDF-03KMCですが、ハンドリングにシビアな部分が
あり、まだレースペースでは501Xと互角だとは言えません。

路面変化がハンドリングに与える影響が大きいのが
最大の問題と言えそうです。今後はこの辺を緩和する
方法を探って見たいと思っています。

セッティングの方向性も前回の物とは随分変わりましたので
参考程度に公表します。

ゼニーガとダークインパクトボディーの比較ですが
ルーフ高を抑えた事による低重心化とフロントウイング
リヤウイングの効率向上によって、主に高速域での
安定感が向上します!DF-03ユーザーの方は是非お試し下さい♪

DF-03KMC 2007/02/11 シンタニインドアサーキット(pdf)